三本槍岳から中の大倉尾根を経て北温泉へ――紅葉の那須岳 その七 | 楽土慢遊

三本槍岳から中の大倉尾根を経て北温泉へ――紅葉の那須岳 その七

所在地:
福島県西白河郡西郷村、栃木県那須塩原市
交 通:
三斗小屋温泉からの登山、北温泉に下り、旭・北湯入口からバスで黒磯駅へ

2009年9月22日(火):曇りときどき晴れ:三本槍岳山頂→北温泉分岐→大岩→赤面山分岐→中の大倉尾根→スキー場分岐→北温泉→旭・北湯入口

■(紅葉の那須岳 その六からのつづき)前回は三本槍岳の山頂に到着したところで終わった。その山頂ではすでに20人くらいの登山者が休憩していた。360度の展望は、遠くの方が若干かすんではいるがそれでもなかなか壮観である。

山頂から紅葉がいちばんきれいに見えるのは、いま登ってきた西側の斜面だ。ハイマツ帯にナナカマドが色づいている。その斜面の向こうには、流石山、大倉山、三倉山の弧を描く稜線がよく見える。

南の斜面はハイマツとササの緑に覆われ、その向こうに、昨日、熊見曽根から見上げた1900mピーク、茶臼岳、南月山、隠居倉などが見える。

だいたい予定の時間通りに登ってきたので、山頂ではゆっくりする。レトルトの五目御飯、ミニカップヌードルで腹を満たし、熱い紅茶を飲む。

展望を満喫し、11:20に山頂を出発。まずは北温泉分岐に向かう。こちらの道は、ハイマツで山頂からはあまり見えないが、見事な紅葉の道になっていた。しかも、青空も見えるようになった。

登山道わきの色鮮やかなカエデ。山頂目指して斜面を登ってきた男性がやけに嬉しそうなのでちょっと話をしたら、今日の天気予報は雨になっていたらしい。

紅葉し赤い実をつけたナナカマド。ここらへんはナナカマドも目立つ。

北温泉分岐の手前から北面の展望。緑の絨毯と湧き上がるような雲の動きに見入る。

今度は反対方向の眺め。1900mピークと清水平が間近に見える。清水平につけられた道を歩く登山者たちが米粒のように見える。

北温泉分岐を過ぎるとさらに天気がよくなる。晴れてくれたおかげで、紅葉がいっそう鮮やかに見える。その一でも書いたように今日の天候には期待していなかったので、これほど美しい光景に出会えるとは思っていなかった。

ナナカマドの赤とカエデの黄とその下にハイマツの緑。緑の絨毯を背景に鮮やかなコントラスト。

オブジェと呼びたくなるほど印象的な形状を残した枯木。この紅葉のなかではその白さがいっそう引き立つ。

北温泉分岐と赤面山分岐のだいたい中間にある大岩を通過する。北温泉分岐からここまでは比較的平坦な道だが、ここからは下りになる。

赤面山分岐に到着。赤面山山頂までの往復は110分。地図には「展望雄大」と書かれているので行ってみたいところだが、本日はまだ先が長いのでまたにする。

中の大倉尾根で見かけたサラサドウダン。紅葉のグラデーションが美しい。

尾根から朝日岳を見上げる。峰の茶屋跡や茶臼岳から見る山容とはだいぶ印象が違う。

だいぶ高度を下げ、歩きやすい道になる。道端にリンドウが目につく。上の方のような全体的な紅葉は見られなくなるが、単発の紅葉が際立つようになる。

鮮やかなカエデの赤。

黄色のカエデも負けずに鮮やか。

だんだん高木が目につくようになる。またサラサドウダンの紅葉のグラデーションに見入る。

完全な樹林帯に入る。スキー場分岐を通過する。道標には北温泉まで2kmと書かれている。

最後に急坂を下って、15:00過ぎに北温泉に出る。ここにある北温泉旅館も、今回の三斗小屋温泉と同じく前から一度訪れてみたいと思っていた歴史のある宿で、時間が許せば温泉神社にも参詣したいところなのだが、ここから北湯入口のバス停まではまだそこそこ距離がある。温泉のわきを流れる沢の上流に風呂と思われる建物がちらっと見えた。

温泉のわきを通り、少し離れた駐車場を通り抜けると車道になる。最後はそこを少し走ることになったが、なんとか15:38のバスに間に合った。

次回、那須岳とその周辺の山に登るときには、この北温泉旅館に泊まることにしたい。あと、その一で書いたように、湯本温泉から登る高雄口登山道も歩きたい。それから、その六で書いたように、三斗小屋宿跡にも行きたい。その条件をすべて満たすとなると、一泊では足りないだろう。(紅葉の那須岳 了)

Oisix(おいしっくす)

関連する記事


このエントリーをはてなブックマークに追加
License

© Copyright 2002-2017 楽土慢遊 All Rights Reserved.